LTSpiceでトランス実験&やっていたことを思い出す
最後に更新してから2年ほど経っていてびっくりしている。記憶ももうだいぶ曖昧…。
過去の記事を見直してみて、 mmilk.hatenablog.com で言及したトランス周りの回路について、実際に実験する前にLTSpiceで実験してみるといい気がしてきた。リップルがどんな感じか見られるといいな。
こちらの回路A~Dを試してみたい。
ちなみに使うトランスはSD-185(http://www.e-aiharadenki.co.jp/PDF/SD/SD-185.pdf)というもの。
以下を参考に進めてみる。 detail-infomation.com
上記記事と5.3 トランスのパラメータの求め方より、自己インダクタンスの計算は次のようになる。
- : 一次巻線の巻き数
- : 二次巻線の巻き数
- : 一次巻線の自己インダクタンス
- : 二次巻線の自己インダクタンス
- : 一次巻線と二次巻線の巻き数比
- : 一次巻線の電圧
- : 二次巻線の電圧
ここでは一旦タップは無視することにすると、, なので、となる。ということだ。比はわかったが、具体的にどうやってとを当てはめれば良いのだろう。適当?
今はよくわからないから、ひとまずを500uH、を20uHにしてみた。それっぽい結果が得られた。
では、タップを含めるとどうなるか。, なので、となり、である。したがっては7.2uHとなる。
やはりタップの位置がセンターじゃないから立ち上がりが不安定な感じ。コンデンサを外してみるとわかりやすい。
試してみて思ったのだが、そもそもの話、トランス自体の電源は単独だし、わざわざトランスから電圧を分ける必要はないのではないか。シンプルに回路Aの構成で5Vまで降圧してそのまま出すだけ。
全体の構成を思い出しつつ、妙なことをしていないか見直したほうがいいかもしれない。